FLIGHT BOMBER
1944年4月近代フライトジャケットの礎となるモデルB-15が登場しました。目まぐるしく移り変わる時代に対応すべく、B-15には数多くの改良が施され、それ故に幾多のバリエーションが生まれる事となりました。このB-15型を現代風にアレンジし、最高級UKムートンで<フライトボンバージャケット>を製作しました。センターフロントの位置を敢えてずらし、セミダブル風のファスナー位置にデザインしています。衿には取り外し可能なラクーンファーを付属し、着心地、防寒性共に抜群です。左胸には革製のオキシジェンタブを装備し、リブは1piu1uguale3オリジナルで編み立てた二段リブを採用しています。上質な素材をシンプルにそして少しのスパイスを効かせた今作をお楽しみください。

UK MOUTON
タンナー：LEATHERLAND DERI ITHALAT IHRACAT SANAYI VE TICARET LTD. STI./ TURKEY
素材名：UK semi curly
表面加工：Havana crack 品質：羊革
今回の素材は、イギリスのシープの原皮となります。イギリスのシープムートンは、世界中から人気のある素材で、密集したしっかりとした質感の羊毛が特徴です。さらにイギリスのシープは、年中雨模様の場所で生活しており他の羊に比べて濡れた毛が乾くのも速い速乾・吸湿性にも優れています。丈夫で、しなやかで衣料用に最も適していると言われています。吟面の加工感は、自然なシボ感を目立たせる(Havana crack)加工になります。表面の独特のシボ感を引き立たせる事、また若干の起毛感(微起毛感)を残してビロードの様なシルキーなタッチにしており、微光沢感があり素材に触れ ただけで高級感を味わえる素材です。通常、羊革は毛(ウール)と革の２種類に分けてそれぞれで使用します。ダブルフェイス(ムートン)素材は、毛(ウール)と革の２種類両方を使用する贅沢な天然素材です。毛面と革面、両面が品質基準に満たないと使用できないため、おのずと高品質素材に限定されてしまいます。また染色方法も毛面は毛用、革面は革用で、それぞれで染色しなければならず(染色時のPH値や温度、薬品等がそれぞれ違うため)２回染色しています。(元々の素材)も高品質な素材ですが、加工にも時間をかけて丁寧に仕上げた高級素材でございます。

RACCOON FUR/ラクーン＝タヌキ
＊加工 特徴＊
全体的に毛足が長くソフトで、耐久性・保温性に優れております。また刺し毛(毛の長い部分)は黒、茶色、クリーム色が混ざった特徴のある色合いでとても高級感があります。そして、綿毛の毛量もしっかりとありシルキーで密度があります。

＊加工＊
今回は、衿の両端に刺し毛が均一にでる様に、全て毛皮を綺麗に処理しております。また、ホワイトカラーに関しては、ブリーチ加工をしておりますが、ブリーチ加工は、温度の調整が難しく失敗するとクリームや黄変してしまいます。多難な加工を経て完成された天然素材となります。